◆医学部麻酔科学・集中治療医学講座の重松ロカテッリ万里恵助教らの研究グループの研究成果が、国際誌『Journal of Affective Disorders』に掲載されました

 医学部麻酔科学・集中治療医学講座の重松ロカテッリ万里恵助教とエコチル調査高知ユニットセンターの菅沼成文センター長(医学部環境医学講座・教授)らの研究グループの研究成果が、国際誌『Journal of Affective Disorders』に2022年1月14日付で掲載されました。

 本研究グループは、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加している母親約10万人を対象に、妊娠中の体の痛みと産後1ヶ月の産後うつの症状についての関連を解析しました。その結果、妊娠中の痛みと産後うつの症状に関連があることを明らかにしました。また、妊娠中の痛みが強い、あるいは痛みが続く場合には、産後うつの症状との関連がさらに強くなることもわかりました。このことから、妊娠中の痛みは産後うつを予測する重要なサインのひとつであるため、産後うつの対策として妊娠中の痛みへの対応の重要性が示唆されました。

 

<論文名>  Maternal pain during pregnancy dose-dependently predicts postpartum depression: The Japan Environment and Children’s Study

<和訳> 妊娠中の痛みが容量依存的に母親の産後うつを予測する

 

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